『山は富士、魚はマグロ、家庭の魚食力をつけよう』

買って、食って、支える!

 4月に福島や茨城沖のコウナゴから基準を超えた放射性物質が検出されて以来、首都圏を中心に漫然とした不安が広まって、放射性物質の影響が少ない魚介類までもが敬遠されたり、価格が下がっている。
 危険なものがあるのは事実。でも、その一方で検出されないものやごく微量のものもある。これらを全部食べないということになれば、生産者は生きていけないが、それでいいのか。
 原発事故と風評の影響で首都圏では魚介類の消費が冷え込んでいる。そうした現象が被災産地の人人をどれだけ不安にしているかを考えてほしい。被災地の漁師と話をすると『俺たちのことを忘れないでくれ』と言われる。安全な範囲内であれば魚介類を買って食べることが支援につながると思う。  食べるという行為は本当は大変危険なことであるにもかかわらず、近年安全が当たり前になった。店や政府などが保証して当たり前だと。むろんそれもあるが、消費者の自己責任を忘れてはいけないと思う。3・11がそれを教えてくれた。
 安全かどうか自分で学び、考え、健康を自分で確保する。日頃から付き合いのある魚屋とも相談して信頼して買う。このように食の現場も本来の形に戻っていくし、結果として支援にもつながるのだ。